ストレージとマルチメディア製品で世界をリードするメーカー、トランセンドは、MLC NANDフラッシュ搭載のeMMCソリューションを発表します。トランセンドのeMMCはMMC (multimedia card)インターフェース、フラッシュメモリ、フラッシュメモリコントローラで構成されており、eMMC仕様バージョン4.41に従い、メーカーの製品設計や検証、製造時間の短縮に貢献します。
コントローラと統合したフラッシュメモリパッケージにより、eMMCは業界標準のメモリ仕様管理に準拠し、新製品の開発を効率的かつ簡素化します。トランセンドのeMMCソリューションは1ビット（デフォルト）、4ビット、8ビッドの3つのデータ転送バス幅、および1.8Vまたは3.3V電圧のインターフェースに対応しているため、より柔軟性を設計者に提供します。また、メーカーは設計プロセスをより効率的にしたり、コストを削減したり、市場投入までの時間を短縮したりすることが可能です。
トランセンドのeMMCは21nmトグル・モードDDR型NANDフラッシュメモリを搭載し、スマートフォン、電子ブックリーダー、ナビゲーションシステム、デジタルカメラなどを含め、現在先進的なモバイル機器の需要を満たしています。高速ランダムアクセスとシーケンシャルパフォーマンスに加え、このメモリは長期的な信頼性の高いデータ転送のTRIM、Secure Erase、および内蔵ECC機能に対応しています。さらに、内蔵したHPIメカニズムは、データの整合性や全体的なシステムの反応性を損なうことなく、優先順位の低い操作を中断して、重要なリクエストを即座に処理することができます。
トランセンドのeMMCソリューションは、多くの組込みメモリアプリケーションに求められる機能を提供しています。Enhanced Reliable Write機能は、突然の電力損失が発生した場合でもデータを保護でき、Enhanced Write Protection機能は、誤った消去やデータに上書きを防ぐために、2つのレベルの保護を提供します。Auto Power Saving Modeは、アイドリング状態が続くとスリープ状態に入り、消費電力を低減することが可能です。
トランセンドのeMMCは高パフォーマンスのストレージや低消費電力、小型の装置に最適で、従来のフラッシュメモリの最適な代替手段です。現在、4GB、8GB、16GBを取り揃えています。